家づくりからは脱線しますが。
先日、我が家のリビングのエアコンから黒い小さなカスが吐き出され始めました。
去年から何やらにおいがしていましたが、とうとう限界です。
ということで、専門業者さんにお願いして掃除してもらいました。
結果。驚きの汚れっぷり。
掃除はエアコンを分解して、外せるものは全部お風呂場で洗い、
壁から外せない部分も養生して高圧洗浄してくれるのですが、
その出てくる水の黒い事!
墨汁ですか!と言いたくなる真っ黒。
同時に設置した寝室のエアコンは全くきれいなのに、
過酷な環境で使っているリビングは5年で末期症状でした。
こんなカビと雑菌とホコリの空気を吸っていたのだなぁ。
あまりの惨状だったのでオプションの抗菌剤の塗布もお願いしました。
よくホームセンターで見かける『エアコン洗浄スプレー』で自分でも掃除できそうですが、
これは熱交換部分に洗浄剤が残り、エアコン自体を痛めるそうです。
もしスプレーでするなら¥3000円以上する成分の良いもので。と教えてもらったのですが、
今回の出来栄えで、やはり業者さんに頼んだ方が良いと実感しました。
ただ、業者さん曰く、最近のエアコンの「お掃除機能」がついているものは、
依頼の金額が機能の無いものの倍額かかるそうです。
エアコンの構造が複雑で、分解に手間がかかるためとのことでした。
「お掃除機能」と言っても、フィルターの掃除のみで内部は 汚れたまま。
フィルター掃除は自分でできるので、そうなると「お掃除機能」って困りものだ。
洗濯機の掃除はもっと極端で、従来型は分解掃除できるけれど、
ドラム式は複雑すぎて一切掃除は引き受けないそう です。
見た目もきれいになって、空気もきれいになりましたが、
それ以上に、ものすごく良く冷えるようになり機能が回復したエアコン。
どちらが良いのか考えものだなぁと。
事務所で使っているエアコンは、恐ろしい事になってそうな気がしてきました。。。
利便性ばかり気を取られて機能重視なものに傾くよりも、単純でシッカリしたものの方が長持ちするし、結果的には経済的なのかもしれませんね。
日本の技術は素晴らしく海外で評価されるのはシッカリしたところな筈なのに、なぜ当の日本人は目先ばかりに行くのでしょうね。
悪いことばかりと思いませんが、大きな災害が続く中、もう少し視点を変える必要があるような気がしてなりません。