
お粗末ながら我が家に小さな庭があります。ヨメはもっぱら洗濯物干し場にしか使っていませんが、そこに小さな葉山椒の木が植わっています。
山椒は冬には葉を落としてしまいますが、我が家の場合は夏の暑さが落ち着くこの時期に、アゲハの幼虫達に襲われるのが常になってしまいました。たかだか5~60センチぐらいの背しかない山椒に幼虫が突然のように現れ、多い時には10匹以上にもなるでしょうか。えらい災難です。
幼虫に襲われるのは秋だけでなく、春先にも襲われます。柔らかい山椒の葉を浮かせた吸い物が楽しめるころ、いつの間にやらあれよあれよと増え始めます。あまりに多い様子だと、かわいそうですがアオムシを間引きをさせてもらって、最後まで育ちそうな2~3匹を残し様子を観察しています。秋はどちらか言えばなされるがまま、気がつけばあっと言う間に食べ尽くされることもあります。ですが、食欲旺盛な幼虫どもには、我が家の山椒は貧弱過ぎてどう見ても食料不足に陥ります。
そんな悲惨な目にあってなかなか大きくなれない山椒ですが、意外にしぶとく、春になると他の草木に遅れながらも毎年新芽を吹き出します。
こうした繰り返しを見て何年にもなるのですが、サナギになるころ幼虫が姿が忽然となくなります。首を左右に振るほどもなく見渡せる小さな庭のどこにもいません。鳥にやられたの? それにしても毎年毎年謎のまま、羽化の様子どころか、サナギの姿を見る事さえ無かったのです。
先日、動物の生態を描いている漫画にアゲハの幼虫の事が出ていました。どうやら、そこにサナギになる時は安全な場所を求めて、えさ場を離れる様子が描かれていました。その作者さんも、自宅の庭で3~4mも離れた場所で見つけたとか。
・・・この秋はサナギの姿を追い求め、小さな庭を探検してみます。・・・
のハズでしたが、今朝の様子!

なにしよんねん!
嗚呼、自然は厳しいです。
自然は厳しいですね。
我が家のベランダにもレモンの鉢植えがあるのですが、どこから見ているのかヒラヒラとアゲハチョウが来ます。大きくなった幼虫を観察しているとおっしゃるようにレモンの木ではなく、少し離れた場所でさなぎになってました。なんとその安全だろうと判断した場所がベランダを掃除する木のほうきの柄でした!孵化するまでしばらく掃除はお休みしました。(笑)
気がつけば、今朝はすでに姿が見当たらず。
カマキリにやられたか、鳥の餌食になったか。探索続けます。