

先日、「くらすま」メンバーの松村さん設計の住宅のリノベーションを見学させていただきました。
梅田からも近く、「都市で暮らす」ために選択した立地や予算、夫婦で暮らすための家。
それらの条件を十二分に満たす、明るく気持ちの良い住宅でした。
「リノベーション」古い建物が自分たちの希望する間取りやデザインに仕上がるか、一般の方には容易に想像できません。
建築家が関わる事でその場所や建物の特徴を十分に引き出すことができます。
外観は既設のスチールの面格子やタイルの外壁をすべて白色で塗装し、新たに設けた木製の玄関ドアがアクセントになっています。
リノベーションの場合、何を残し何を新たにするかが重要です。
ここでは1階玄関に光を取り込むためのFIX窓と2階南隣地側に引違窓を新たに設けています。効果的な2つの窓を設けることにより、建て込んだ長屋とは思えない明るい室内が確保できています。
内部は広い土間玄関スペースと寝室、水回り。1階全体を支えるべた基礎は新たに設け構造的にも補強されています。
1階床はすべて白塗装、FIX窓からの光がリフレクター効果により部屋全体を明るくしています。ドアはトイレとお風呂のみで他の部屋はカーテンで柔らかく仕切られており、玄関上部の吹き抜けを設け1,2階がつながるワンルームの間取りを実現しています。
インテリアは2階床を無垢フローリング、壁天井を白塗装にし、トイレのドアは再利用した既設ドアを好みの色に塗装しアクセントになっています。カウンターや棚は木製の生地仕上げ、アンティークを思わせる棚板は既設建物の畳の下に貼られていた床材の再利用だそうです。
小物も含め家全体に設計者、住まい手の思いが十分に表現されており、明るくて使いやすい住宅になっています。
「くらすま」は日常の生活を包み込む器としての「いえ」を一緒に考える設計者のグループです。今回見学させていただき改めてその重要性を感じました。
写真は外観の一部と玄関部分です!!
庄司さん ありがとうございました!
今後も住みながら、選択を続けていくのだと思いますが
好きな物に囲まれて暮らす事は凄く楽しいのだと、あらためて。
見せても良い収納は結果、使いやすく、余分な物を持たない方向に自然となる為
大きな効果があると思います!
藤本さん並びに お越しいただいた皆様
本当にありがとうございました。
家財道具が入った状態でより「暮らし」をイメージしやすい場であったなら幸いです。
翌日に写真撮影をして、現在 データ処理中ですので、サイトに掲載できるようになれば内覧会に来れなかった方にも、雰囲気を見て頂けるかと思いますので、またお知らせします。
先日はお疲れ様でした。
微妙なこだわりも見え隠れし、これまでよりも松村氏らしい住まいだと感じました。
いろいろな制約もあったことでしょうが、その取捨選択とプラスアルファが心地よい具合に揃いましたね。
見学の後、おもむろヨメさんが家の片付けを始めました。くらしのすまいの良い影響です。(笑)
当日の稚拙な自前写真をまた送っておきます。