通勤途中の風景ですが紅葉が終わって銀杏の落ち葉が
舗道を占領しています
昔の事ですが小さな庭に紫のもくれんの木があって花びらが散って
庭にちらかっていたことがあります
そこへ来た人がそれを見て”落花狼藉”やなあ、、とつぶやきました
そのときなんて粋な日本語だろうと思ったのを覚えています
以後この写真のような落ち葉が舗道 に散らかっているのを見ると
勝手に”ラッパ(落葉)狼藉”と名づけて楽しんでいます
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落ち葉を掃くなんて贅沢な時間だと思うのですが昨今はシンボルツリーを
植えましょうよと提案するとご近所とのトラブルになるかもと否定的な返事が
返ってくることもあります
分譲の街区では街路樹のない通りから売れるという話も聞きました
これは南京ハゼの落葉です
息子たちがお世話になった保育所の前に大きな南京ハゼの木があって
秋には真っ赤に紅葉し冬には白い実をつけていました
この季節にこの木を見ると当時のやさしい人たちを思い出します
音楽を聴いて昔のシーンを思い出 すように木や葉っぱにもそれぞれに
懐かしいシーンが付いているものですね
暮らしの中に日々そういうものを織り込んでいけたらいいなとあらためて思います
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