プレカット工場で大工さんと打合せ

手加工・墨付け中

棟上げを前に、プレカット工場へ大工さんとの打合せに行ってきました。

プレカットとは、一般的には柱/梁などを工場で機械加工することを言います。ほとんどの木造住宅では、大工さんが墨付けをしながら一本一本刻むことはほとんど無く、手加工は機械では難しい時に限り部分的になりました。一棟丸ごと手刻みで加工されることはそれなりの余裕がないとできません。手刻みが入る設計だと工務店さんに渋い顔もされるのは、なんとも寂しい限りです。
今回は部分ですが手刻みが入るので、大工さんがプレカット工場に赴き加工を進めていました。

手加工の打合せ

せっかくの機会、併せてプレカット工場の様子も見学させてもらいました。

プレカット工場

広い工場の中に柱、梁などそれぞれの機械が並んでいます。1時間で7〜8坪の加工ができるそうです。一般的な30坪程度の住宅の加工だと4時間程度で終わってしまう計算です。しかし中には複雑な加工に備え、先っぽの刻み道具を取り換えながら加工する工業ロボットのプレカット機もあります。ロボットの使用が多いと、時間もかかり経費もかかるということになります。さらにロボットにも手に負えない時は大工さんの手加工となるのです。

ロボット加工による登梁プレカット仕口

こちらがロボットでの仕口加工。写真では分かりづらいですが、斜めに加工されています。設計に合わせた角度の調整が可能になります。

プレカットCAD室

こちらはCADルーム。プレカット用の図面が次々と作成されています。オペレーターさん一人でひと月15〜20棟ぐらいをこなすとの話。混乱しないのか驚きです。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中