
今朝テレビの天気予報で、今日は雨風でサクラが散りそうです。と聞いたものだから、ちょっと寄り道しながら事務所に出勤しました。今も事務所の外で強い北風が吹いているので花吹雪になっているかも。コロナウィルスの猛威で花見するにも自粛気味。このまま寂しい春になりそうですね。
それはそれとして、、、
日本建築学会と空気調和・衛生工学会が発表している「換気」に関する発信をご紹介しておきたいと思います。
ちょっと読んでみたところ、一般の方には少し分かりにくいのかなと思うところもありますが、「換気すること」の意味を端的にまとめてあると思います。この時期の暮らし方の参考に、一度読んでみられてはいかがでしょうか。
一般社団法人 日本建築学会|公益社団法人 空気調和・衛生工学会
換気と言うと、どちらか言えば換気扇を使う換気を思いがちですが、窓を開けるだけでそれ以上に有効にもなります。
例えがちょっと悪いですが、掃き出しの大きな窓外の縁側でお父さんが座りながらタバコを吸っているとします。そうすると、冷房の掛かった夏場にはタバコの煙が窓上の方から外気と一緒に部屋に入り込み、窓下の方から冷気と一緒に出て行くのが分かります。冬は逆で、下から冷たい外気と一緒に入り上から暖気と一緒に出て行くのが分かります。窓を開けたままタバコを吸っていると、お父さん止めなさい!って家族から煙たがられる理由です。
同じような考え方で、トイレでは床付近の地窓と天井付近のハイサイド窓を付けておくと自然に匂いが流れ出て行きます。今どきは贅沢な作りに思われますが、昔の住まいには見かけます。
さらに大きく考えると、2階建ての住まいで自然に出入りする換気を良くするには、出来れば1階の下の方にある窓と2階の上の方にある窓を、出来るだけ家の対角な位置で開けてあげると温度差で自然の空気の流れが発生します。季節の良い春秋は、窓を開けて気持ちよく過ごしたいものです。外の風が強いとそういう訳にも行きませんが、天気の様子を見つつ試してください。
専門家の会見が開かれる毎日ですが、暮らしの工夫として参考にして頂ければ幸いです。

追記(2020.5.14)