
昼過ぎ現場に到着した時には、2階までの骨組みは立上り母屋の組上げが始まっていました。本日は棟上げ作業。棟梁以下手伝いの大工さんたちが一斉に作業に取り掛かっています。
何度も工事をしていただいている工務店さんなので、ほとんどの大工さんとも顔なじみ。よろしくお願いいたします。と頭下げながら、邪魔をしないように写真を撮らせてもらっています。
今回はどちらか言えばオーソドックスな架構なので、あまり心配せずに見ていられます。それでも、要所要所にそのまま化粧になる材もあるので、そこは見えてくるところだから釘を打たないように気をつけてください。とか、大工さんに伝えたりします。
図面の段階で、構造のことや意匠のことを行ったり来たり頭の中で想像しておくのですが、現場に来ると気がつかなかったことを見つけたりします。後々の作業や仕上がりに影響することに注意していても、細かなところでうっかりもあります。場合によれば作業の最中でも、ここはこういう意図なのでこうしてください。などアドリブになることもあります。
棟上げは、2次元のものが一挙に3次元に立ち上がる建築工事の中でも一番スケールが大きな作業です。見ているだけでもワクワクしてきます。











大勢の大工さんに手伝いに来ていただけるのは本日のみ。ご苦労さまでした。明日からは棟梁と手伝いの大工さん一人が作業を続けます。