くらすまの住まいづくり

「 チーム と ネットワーク 」を最大限に生かす

くらしのすまい(以下、くらすま)」は、それぞれに個人設計事務所を営む建築士5人が一体となって、すまいづくりに取り組んでいるチームです。その5人が集まり、本来あるべき住まいづくりのあり方を長く議論してきました。それがこの「くらしのすまい」となっています。

「 5人がひとつの住まい 」をサポートします

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一般的に設計事務所に依頼されると1対1の付き合いとなるのが基本です。しかしそのため、頼んでみたものの打合せを重ねると設計者との感性の違いを感じたり、仕事の都合でなおざりにされている様にも感じたり、場合によれば頼りにした唯一無二の建築士が不慮の事故に逢い計画や工事が滞ってしまうとも限りません。個人との付き合いである限り、そうしたリスクは必ずつきものです。そうした不安を一つでも取り除けないか?
その対策として、窓口になる建築士を他の設計士もサポートするチーム体制という考え方に至りました。

また、「くらすま」の運営主旨に賛同する協力業者とネットワークを形成し、一体となって末長くお付き合いができる関係を築くことを目的としています。

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暮らしを豊かに、家族と楽しめる住まい。

 くらすまのシステム 〜 新築計画の場合 〜

. 以下は、「くらしのすまい」への新築計画依頼に対する基本の対応内容となります。

1・設計期間において、すまい計画に対する担当建築士への助言、協力をチームで行う。

2・設計および施工は一定のクオリティを保つため、5人の建築士が全員承認する仕様を元に行う。

3・工事期間において担当建築士以外にサブ監理者を設け、工事監理をより確かなものとする。

4・すまいの完成後は、独自の保証期間を設ける。

5・くらしが始まったあと、すまいの点検をチームで一元管理に行う。

*:リフォーム等の計画においては、可能な範囲内での対応となります。

 


1・
設計期間において、すまい計画に対する担当建築士への助言、
協力をチームで行う。

考える安心

計画初期において、担当建築士以外の建築士全員と面識を持つ機会を設けます。顔の見えるチームですまいづくりをサポ ートし、不測の事態にも対応できる安心の窓口となります。
依頼主の同意のもと、インターネット上のメール、ブログやクラウドサーバーシステムなどプログラムを利用すること で、チーム間での情報共有を行います。

  • 計画中ならびに工事中の打合せ内容と経緯
  • 法的な建築確認図書一式・工事に必要な計画図書一式
  • 工事中の監理報告
  • 完成後の定期健診とその他メンテナンス・修繕等の記録

「 考える安心 」設計

建築主、建築士の間ではもちろん、建築士間でも住まいや暮らしに対する考え方は違います。また、経験によって得た設計のノウハウもそれぞれに違いがあります。ご依頼いただいた案件に対して、担当になる建築士以外でも、そのプレゼンテーションの内容を他の建築士もアドバイスできる環境を整えています。それにより施主さまの要望に応える設計の巾が広がると共に、最適で後戻りの少ない計画へ近づきます。

 


2・
設計および施工は一定のクオリティを保つため、
5人の建築士が全員承認する仕様を元に行う。

考える安心

くらすまの仕様の基本は、住宅金融支援機構「木造住宅工事仕様書」(最新年度版。「木造」以外は、それぞれの工法に 従う。)を基本とし、メーカー個別工法等の網羅されない仕様選定には5人の建築士全員の承認を必要とします。

「 くらすま仕様 」

実工事の仕様や納まり等について可能な限りの標準化を図り、チームと施工者で共有し、施工ならびに監理の安定化につ なげ、完成後のメンテナンスをより確かなものとします。これを「くらすま仕様」と呼びます。

 


3・
工事期間において担当建築士以外にサブ監理者を設け、
工事監理をより確かなものとする。

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物件の工事規模に応じてサブ監理者を選出し、以下の業務を行います。

  1. 計画の把握(申請図書、設計図書、打合せ内容)を必ず行う。疑義があれば、担当設計士に確認する。
  2. 施工中の以下の監理事項については担当設計士と現場に同行の上、監理補佐と報告を行う。
    1. 基礎配筋の確認(ただし、延べ床150m2以上および規模にかかわらず必要と思われる計画)
    2. 耐力壁や構造金物等の状況確認(上棟後、断熱または内装工事等の隠ぺい前)
    3. 防水処置と設備配管等の状況確認(設備配管隠ぺい前)
    4. 仕上工事の状況確認(工事完了前)

工事終了時には、完成後のメンテナンス補助資料となる「くらすま工事監理報告書」を提出します。

「 造る安心 」監理

工事が始まってからも、チーム体制は変わりません。担当になる建築士以外にも、必要な時期に他の建築士が監理補助として現場へ出向く事にしています。一人では見落とすこともある現場でのチェックも、複数の建築士の目が、より間違いの無い工事進行に繋がります。

 


4・
すまいの完成後は、独自の保証期間を設ける。

「 くらすま2年保証 」

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くらすま協力工務店において施工を行った場合、仕上や設備に発生した不具合事象について部位別最長2年間の無償の修理・修繕を約束します。公的保証される瑕疵担保保険から対象外となっている事項を補完するものです。 瑕疵担保保険とは、最低限の基本性能を保守するために法的に定められた保険制度(部位別最長10年)です。

なお、くらすま協力工務店以外と入札を希望されるなど、協力工務店以外で工事を行った場合にはこの保証制度は適用さ れません。瑕疵担保保険制度は工務店にかかわらず適用されますので、可能な限りのサポートを行います。

外部リンク「住宅瑕疵担保履行法」について

 


5・
くらしが始まったあとは、すまいの点検をチームで一元管理に行う。

建物の完成後は担当設計者のみならず、建築士全員がチームとなってサポートの窓口となります。

「 くらすま家の定期検診 」

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定期的に行う建物保全のサポートシステムです。以下の年数に応じた建物の定期検診を行います。建物内外の状態確認と 共に必要に応じたメンテナンスの方法や計画についてプロの立場からアドバイスを行います。
( 無償期間 )1年目・・3年目・・5年目・・・・・10年目 ( 有償期間 )・・・・15年目・・・(以後5年ごと)
また、補修工事は請け負った施工会社の責任において行うのが基本ですが、もし施工会社がその責を果たせない場合、そ の引き継ぎをネットワーク内の協力会社を直ちに紹介いたします。相談先が途切れることはありません。 なお、お引き渡しから10年目が過ぎた後は5年毎になりますが、ご希望の場合に限り伺うものとします。掛かる費用 は、交通費と手数料程度です。

「 住まう安心 」保守

完成した住まいは施主さまの財産となります。その後、気になるのはメンテナンスやアフターフォロー。5年10年経った先に、懇意になった建築士が元気に営業を続けているとは限りません。5人のチーム体制でその不安もカバーします。担当の建築士だけでなく、他の建築士とあらかじめ必ず顔合わせをしていただくことで、安心できる連絡先・相談先が増える事も「くらしのすまい」の良さです。

 


最後となりますが、

「くらしのすまい」建築士協力同意書

「くらすまのシステム」の利用においては、設計監理契約は担当建築士と通常行われる個別の契約を行いま す。同時にチーム協力をお約束する書面をご用意し、建築士全員が署名捺印の上でこれを締結します。

< 以下の内容も併せてご覧下さい。 >