PLAN-SS / HIDAMARI-HOUSE

建物正面
リビングから中庭へ繋がる様子

中庭のある暮らし

尼崎市街の住宅地に建つ、小さな中庭を持つ2階建て木造住宅です。
敷地は南北に長目の四角形。接する道路は南側。まず正面に駐車場スペースを確保し、南側に小さな平屋の棟を、北側に2階建て主屋を配しました。そして、その2棟を中庭を挟んで渡り廊下で繋げました。変則的なコの字スタイルになっています。

道路から見た外観は、小さな家の向こうに大きな家が控える少し不思議な雰囲気。中庭は決して大きい訳ではありません。主屋1階にあるリビングの採光に支障がないよう、四季を通じて一番日の光が入るだろう建物外形の検討を重ねました。冬の低い陽も、正午であれば正面の平屋に遮られずリビングを照らします。また、リビングから南へ向いても、正面の棟が圧迫する雰囲気がありません。小さいながらも心地よい中庭になりました。

南側の平屋棟は、玄関に加え浴室と脱衣室だけがあります。中庭を挟み主屋に向かって開放しています。プライベート感満載。渡り廊下を過ぎると北側の主屋へくぐるように入ります。1階はLDKにトイレ。2階は、家族の個室にトイレと広めの洗面スペースを設けています。

回廊キッチン

キッチンの配置が特徴的です。リビングダイニングはひとつの空間ですが、キッチンは両袖から入れることができる壁で区切られています。普段はオープンなキッチンを望まれることが多いので、打合せでは小窓で繋げることも提案しました。ですが施主様は、最終的には完全クローズすることを決められました。

完成後しばらくして伺うと、実は迷いましたが自分のスタイルにはこうしておいてやはり良かった。来られた方からは、キッチンが見えないことで生活感が現れずオシャレに感じてもらえる。と施主様の声。実際に拝見すると回廊的に抜けられることで、充分使えるキッチンのあり方と感じます。

当初意図していなかったところですが、間取り全体が緩く繋がりながらもひとつひとつが区切れた空間になっている住まい、場所場所で感じ方が違う印象の建物になりました。これからどんな暮らしをしていただけるのか、楽しみです。

このページのすべての写真撮影:吉村規子


■ 計画概要
敷地面積: 138.68 ㎡
建築面積/建物全体面積: 60.73 ㎡/105.28 ㎡
最高高さ/軒の高さ: 7.90 m/5.76 m
構造・規模: 木造(在来軸組工法)・地上2階・ベタ基礎(柱状改良)
取得仕様: 長期優良住宅適合

■ 外部仕様/仕上
屋根: ガルバリウム鋼板葺き
外壁: 窯業系サイディング

■ 内部仕様/仕上
: 杉フローリング、一部ビニール床
: 紙クロス、一部ビニールクロス
天井: 紙クロス、一部杉羽目板貼り

■ 設備仕様
24時間換気システム: <日本住環境>ルフロ ダクト形式による第3種全般換気システム

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