先日、奈良吉野杉の勉強会に参加しました。
吉野の山はほとんどが山守(やまもり)さんが枝打ちや草刈り、木の伐採などの山の管理を行なっています。
3代かけてやっと柱や梁の建材となる木が育つそうです。
説明頂いた山守さんはまだ若く、代々引き継ぎ山を大事に守っていることがよくわかります。
山も人も世代交代し若い人達が頑張っています。
山守さんが愛情いっぱいに育てた構造材、仕上げ材 実際の材料見て頂くと皆さん共感されるのではないでしょうか。
参加された一般の方のご質問
Q:『床材は何がいいですか。お友達の所の無垢フローリング(針葉樹系)ささくれが脚に刺さり痛い思いをしたそうです。』
A: 無垢材なのでささくれをペーパー掛けすれば大丈夫。合板フローリングだと補修しにくいですよ。
叉浸透性の自然塗料を定期的に塗ればもちも良くより深みが出ます。
材料は適材適所でイスなど使用する部屋は比較的硬めの広葉樹などもお勧めです。』
その方は自分でささくれをペーパー掛けする事に関して新鮮に聞かれていました。
又自分でメンテナンス出来る材料についても納得されてました。
仕上げ材について考慮すべき点の一つかもしれません。
藤本
僕はまだ林業の現場を見学したことが実はなく、一度行ってみたいと思っています。むしろ、ホントはすぐにでも行かなければいけないとも思います。きびしい林業の実情など、テレビや本で見るぐらいの知識しかなく、現場の話を聞く機会が必要ですね。
どちらか言えば海よりも山派なので、行けば傾倒してしまうかもしれませんが。(笑)
> 自分でメンテナンス出来る材料
大事ですね。木に限らず、自分で保守できるものを「選ぶ」コトは大事だと思います。
そうしている間に住まいにも愛着が湧くでしょうから。
出来が悪すぎても困りますが、適当に手を掛けられるものの方がいいですね。