
掘削が終わり、捨てコンクリートと呼ばれる基礎を組むための地均し?が終わっています。写真は、この上で基礎屋さんが基礎コンクリートの位置だしをしている様子。建物が図面通りに敷地へ配置されるかは、この時に決まってしまいます。
今回の基礎は少しばかりシビアな寸法もあるので、監督さんと打合せ兼ねて現場の確認に行きました。すると、そこに猫の足跡を見つけてしまったところです。

「墨出し」とは大工さんが墨壺を持って原寸の書き出しをするところから、建築工事の中で基準の位置出しをする作業を呼びます。今回は「基礎の墨出し」と言うことになり、基礎やさんがコンクリートの上に描いた図を元に、鉄筋工事、型枠工事が行われます。
派生語の中で面白いのは「逃げ墨」。現場ではその場に直接描けないこともあり、平行移動して基準の墨出しをすることもあります。「500逃げ」とか「900逃げ」とか決めながら使います。