
基礎コンクリートの打設を控え、くらすまでの配筋や型枠の施工状況確認を行いました。
今回の基礎は「ベタ基礎」と呼ばれる基礎構造になりますが、一般的な木造工事に見られる基礎とやや違うところがあります。ベタ基礎と呼ばれる所以のコンクリート床が厚く、仕切りとなる立上りが少ないところです。「床下エアコン」と呼ばれる床下空間にエアコンで暖気を送る暖房方式を採用しているため、エアコンの吹き出す暖気ができるだけ滞りなく全体に行き渡るようにしています。
サブ監理
くらすまでの工事確認は、設計者だけでなく別の設計メンバーの一人が立会い、一人の目ではうっかり見逃すこともあるだろうのところを第三者として補うようにしています。今回はメンバーの樫原氏に来ていただきました。この後も、要所要所に立ち合ってもらいます。
施工者側でも瑕疵担保保険の要件として配筋検査を第三者機関を通して必ず受けますが、通常は配筋状況が確認しやすい型枠工事の終了前。その時点で設計図書と配筋の整合はほぼ間違いなく見ていただけるのですが、型枠と鉄筋の空間の具合(鉄筋のコンクリート被り)など、工事確認として必要な全てを網羅できません。そうした点を補う意味でも、今回のような重ねての確認作業はとても大切です。
検査員?樫原氏曰く、上物は後々も確認のしようがあるけど基礎はコンクリートの打設を終えると確認のしようもない。だから基礎はコンクリート打設前の確認は特に重要だと思っている。とのこと。
雨降りの後にぬかるんだ周囲を歩くのはなかなか大変でしたが、問題なく確認も終わることができました。来週明けは、コンクリート打設が行われます。




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